PINE64を(とりあえず)スタンドアロンでLinuxが動くようにセットアップ
はじめに
皆さん、こちらのマイコンボードをご存知でしょうか?
世界的に有名な「RaspberryPi」のバージョン3よりも早く64bitCPUの搭載を実現した「PINE64」です。 PINEの開発はKickstarterによって行われ、Backerは金額に応じた性能のマイコンボードがもらえました。(リンク先参照)
僕のは19$の標準的な性能のやつです。 今回はこのPINEにOSを入れて起動させるところまでやりたいと思います。
ハードウェアのセットアップ
パーツ屋等で必要そうな部品を買ってきました。
写真上部のACアダプタ(5V2A)と、隣のmicroUSB端子をくっつけて専用のACアダプタを作ろうかなと考えたのですが、今回はめんどくさいので手持ちのACアダプタ+USBケーブルで対応しようと思います。 写真下部は、microSD(OSをインストールする)、タクトスイッチ(基板上にPowerとかResetとか書かれたパーツ未実装のパターンがあったので)、ヒートシンク(両面テープみたいなのでくっつくタイプ)です。 これらを装着、必要なケーブル類や無線キーボード&マウスの受信機も接続したのが下の図になります。
ソフトウェアのセットアップ
上のリンクから(おそらく公式?)ウェブページに行き、上のタブのResources→Downloadsとたどると各OSの.imgファイルのDLリンクがあります。 同ページの上部にイメージ書き込みツール「Win32 Disk Imager」のDLリンクがあるのでそれを使って書き込みます。 このソフトは書きこみたい.imgファイルと対象のドライブを選択し、下のWriteボタンを押すだけの簡単操作です。 今回はUbuntuのファイルを選択しました。
起動
microUSBケーブルでACアダプタから電源を供給すると...
起動しました。写真撮ってないですが、この後FPSのキャラが並んだようなイラストが背景のGUIウィンドウ環境が立ち上がります。 取り付けたPowerスイッチとか押さなくてもよかったみたいです。どんな時に使うのか謎です。 5V1AのACアダプタなので電流不足気味かなと思ってましたが一応動きますね。 でも、ヒートシンクは手で触ってみるとそれなりに温かくなってました。 今後は、買ったパーツで自前のACアダプタを実装し、マイコンはローカルネットワーク上のVPNなどのサーバとして使用してみようと思います。